「空き家」をリノベーションしておいしいグルメを出すようになったお店が、新潟県内でもたくさんあります。今回の特集は「リノベ店グルメ」。ここ1年でオープンしたお店をピックアップ、古くて新しい店舗も見どころです。

医院をリノベーション

今回の「リノベ店グルメ」は、建物やお料理のみならず、芸術まで楽しんでしまおうというお店です。

訪ねたのは、三条市。

北三条駅のすぐ南に 去年11月にオープンした、「メゾン伊とう」。

重厚な建物。

いまだ残る看板にあるとおり、かつては医院だったんです。

「食」と「芸術」に絞った店に

メゾン伊とう 店主 伊藤雄一さん
「大好きな『食』、食べることと、『美術・芸術』。その2つにフォーカス絞っていきたいなと思いました」

メゾン伊とう 店主 伊藤雄一さん
「昭和7年築の建物なんですけど、この物件に当たって、ここで何かできるなと思って開業しました。この小児科医院、昭和初期の様式を残した独特の雰囲気が気に入っています」

店内に残る医院らしさ

店内に残る医院らしさ。

この小窓も、もとはお薬を受け渡すための小窓だったらしいです。

“ツマミ系”が得意の店

昭和の雰囲気と美術品の中でいただくお料理。

「メゾン伊とう」は 夜にお酒を提供する小料理店として営業されているので、“ツマミ系”が得意です。

定番メニューが、この越後牛ランプ肉ステーキ。

もう一品はメニュー名が「ソスタンツァ風とりバター」といいます。

イタリアのレストランの看板メニュー

メゾン伊とう 店主 伊藤雄一さん
「『ソスタンツァ風とりバター』はイタリア・フィレンツェの古いレストランの看板メニューです。市販のバターの約半分ぐらいを使ってじっくり焼き上げますので、バターで焼くと水分が蒸発しにくいので非常にしっとりした仕上がりになりますね」

リポート
「ステーキはやわらかくて、おいしい。レアのやわらかい部分の香りと、外側の香ばしい部分の香りが絶妙に相性がよくて、すごくおいしいです」

WACOCA: People, Life, Style.