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2025年9月24日 17:14

地価公示 山形県全体はマイナス0.1%で27年連続の下落 工業地はプラス0.4%で4年連続上昇

土地取引の基準となる土地の価格「地価」のことし7月時点での調査結果が公表されました。山形県全体では去年と比べて0.1パーセント下がり、27年連続の下落となりました。

県は、県内260地点でことし7月1日時点の1平方メートルあたりの地価を調査しました。その結果、住宅地、商業地、工業地を合わせた県全体では、去年と比べた平均変動率がマイナス0.1パーセントで、27年連続の下落となりました。また、用途別では、住宅地がマイナス0.2パーセントで、26年連続で下落しました。一方で、市町村別では、山形、米沢、寒河江、天童、山辺、河北、高畠、三川、庄内の9市町は上昇しました。
住宅地で最も高かったのは、山形市小姓町で、去年と同じく1平方メートルあたり8万7200円でした。
調査を行った不動産鑑定士は結果について次のように分析しています。

県地価調査代表幹事(不動産鑑定士)月田真吾さん「堅調な住宅地需要はあるが、最近、減速傾向にある。その理由は一番には物価の高騰、特に建築費の高騰があると思う」

商業地の平均変動率はマイナス0.2パーセントで32年連続の下落となりました。
最も高かったのは、山形市七日町のアズ七日町で、去年より2000円上がって1平方メートルあたり22万2000円でした。
一方、工業地の平均変動率はプラス0.4パーセントで4年連続で上昇しました。

最終更新日:2025年9月24日 21:04

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