新潟県湯沢町で24日朝、栗拾いをしていた男性がクマに襲われましたが、幸いけがはありませんでした。抵抗する際に使ったのは『トング』でした。
【写真を見る】「栗拾い中に遭遇」クマに追いかけられて転倒した男性 とっさの判断 持っていた“トング”で抵抗 クマは逃げる 新潟・湯沢町
クマが出没したのは湯沢町の中心部・神立の用水路沿いです。
警察によりますと、24日午前6時半過ぎに「栗拾いをしていたところクマ1頭と遭遇した」「クマが向かってきたため、抵抗したら川の方へ逃げていった」と、男性から通報があったということです。
【記者リポート】
「クマと遭遇した際に、男性が待っていたのは“トング”でした。転んで仰向けになった状態で、そのトングを手に抵抗したということです」
男性は逃げる際に転倒してクマに追い付かれましたが、持っていたトングを振り回したところクマに当たり、その後クマは逃げたということです。
クマが出没した現場は、湯沢町役場からわずか200mほどの場所で、近くには会社や民家も多くあります。
現場から4kmほどの所で、23日に3度もクマを見かけたという人もいました。
「すぐそこの交番に行って『クマを何時ころに見た』と話した」
「オニグルミというクルミがある。あれをまず食べる。それと栗を食べる」
「その他、コメも…」
新潟県によりますと、2025年度のクマの出没件数は24日夕方までに1082件で6人がけがをしており、県は『クマ出没警戒警報』を出して警戒を呼びかけています。
新潟放送
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