今月は国が定める「認知症月間」です。
認知症になっても自分らしく安心して暮らせるまちづくりを進めている竹富町が取り組みを紹介するパネル展を開いています。
この展示は竹富町が認知症に対する理解や関心を深めてもらおうと、「認知症月間」にあわせて石垣市にある町役場で開いているものです。
会場にはパネルや写真が展示され認知症の基本を学び、当事者と家族を支援する「認知症サポーター」を養成する講座やVR=バーチャルリアリティーで認知症の人の感覚を疑似体験する取り組みなどが町内のさまざまな島で行われていることが説明されています。
このほか、認知症の当事者や家族が交流したり、専門家に悩みを気軽に相談できたりする「結Cafe」という集まりが西表島で時折、開かれていることも紹介されています。
展示を企画した竹富町福祉支援課の鳰原由子さんは、「誰もが認知症になりうるので、自分や周囲の人が発症しても住みやすい地域をつくっていくため、まずはイベントなどを開いて認知症を知ってもらうことに取り組んでいます」と話していました。
このパネル展は今月30日まで竹富町役場で開かれています。
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