トランプ氏と豪首相が来月会談へ、AUKUSなど協議へ

 トランプ米大統領とオーストラリアのアルバニージー首相(写真)が10月20日にワシントンで首脳会談を行うと、米政府と同首相が発表した。22日ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Eduardo Munoz)

[ワシントン/シドニー 24日 ロイター] – トランプ米大統領とオーストラリアのアルバニージー首相が10月20日にワシントンで首脳会談を行うと、米政府と同首相が発表した。トランプ氏の2期目当選後、両国首脳の対面での会談は初めて。

オーストラリアへの原子力潜水艦供与を柱とする米英豪3カ国による安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」など、米豪間には課題が山積している。

国連総会出席のため訪米中のアルバニージー氏は23日、ニューヨークで記者団に「オーストラリアと米国は素晴らしいパートナーだ。非常に建設的な会談になることを期待している」と述べた。

AUKUSの潜水艦供与計画については米国防総省などが見直しを行っている。米国務省高官は同日、見直しが秋に完了する予定だとした上で、「最終的に目指すのは、AUKUSがアメリカに利益をもたらし、米国政府全体がそれを全面的に支持することだ」と記者団に語った。

見直しを主導しているコルビー米国防次官はAUKUSに批判的な立場で知られ、昨年には、潜水艦は希少かつ重要な資源であり、米産業界は米国の需要を満たすだけの数を生産できていないと述べていた。

米国の潜水艦造船所拡張のため既に約10億ドルを拠出しているオーストラリアは、AUKUS計画進展を確信しているとの立場を維持している。

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