ビットコイン、2030年までに中央銀行の準備金バランスシートで金と共存:ドイツ銀行

ドイツ銀行は、ビットコインが2030年までに中央銀行の準備金バランスシートに計上され、補完的なヘッジ資産として金と共存する可能性があると述べた。

ビットコインの30日間のボラティリティは、価格が12万3500ドルを超えたにもかかわらず歴史的に低い水準に達しており、投機から成熟への移行を示唆している。

このレポートによれば、ビットコインも金も、主要準備通貨としてドルに取って代わる可能性は低い。

ドイツ銀行(Deutsche Bank)は22日のレポートで、ビットコイン(BTC)は10年以内に金と並ぶ認知された準備資産となる見込みだが、当面は公式保有量で金がリードし続ける可能性が高いと述べた。

レポートによれば、米ドルは依然として世界の準備金の57%を占めているものの、多様化の兆候も現れている。中国の米国債保有額は2024年に570億ドル(約8兆2650億円、1ドル145円換算)減少し、主要市場では暗号資産(仮想通貨)規制への機運が高まっている。

ビットコインと金は、希少性や他の資産との相関の低さから、インフレや地政学的リスクに対する補完的なヘッジ手段として今後も共存していくだろうとドイツ銀行は主張している。

金はこの日、史上最高値となる3763ドル(約55万円)を記録した。年初来では40%超上昇している。

決定的なこととして、長らく準備金としての地位を妨げてきたビットコインのボラティリティが低下しているとドイツ銀行のアナリストらは指摘した。8月には価格が12万3500ドルを超えて史上最高値を更新したにもかかわらず、30日間のボラティリティは歴史的低水準に達し、ビットコインが投機的な存在だった過去から脱却しつつある可能性を示唆した。

各国政府は通貨主権を守るよう行動するため、ビットコインも金も米ドルの地位を奪う可能性は低いとドイツ銀行は述べた。

ドイツ銀行は、ビットコインの普及は金と似た道筋を辿ると考えている。つまり、懐疑的な見方から広範な受容へと変化していき、規制やマクロ経済のトレンド、時間の経過によって道が切り開かれるということだ。

投資家が伝統的な資産の代替を探し続ける中、ビットコインは投機的な賭けから世界金融システムの正当な支柱へ進化する可能性があるとレポートは指摘した。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Unsplash modified by CoinDesk
|原文:Bitcoin to Join Gold on Central Bank Reserve Balance Sheets by 2030: Deutsche Bank

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