カナダのカーニー首相は９月２３日、米国との貿易交渉は継続中だとし、残る問題の多くは今後行われる米国・メキシコ・カナダ協定（ＵＳＭＣＡ）の見直しに移行するとの見方を示した。２２日、ニューヨークで撮影（２０２５年 ロイター/Jeenah Moon）
［トロント ２３日 ロイター］ – カナダのカーニー首相は２３日、米国との貿易交渉は継続中だとし、残る問題の多くは今後行われる米国・メキシコ・カナダ協定（ＵＳＭＣＡ）の見直しに移行するとの見方を示した。
ニューヨークで国連総会出席後に記者会見し、ＵＳＭＣＡ準拠品に対する米国の関税免除により、カナダは現在、他のどの国よりも米国との貿易で有利な立場にあるとしつつ、改善の余地があると指摘。
「この点でトランプ大統領と私は一致している。われわれ、そして両国の当局者もそれをどのように構築できるかについて多くの議論を行っている」とした上で、その多くはＵＳＭＣＡ見直しの手続きに組み込まれるだろうと述べた。
カナダは自国製品に対する米国の関税を全て撤廃することを目指し、新たな経済・安全保障関係について米側と数カ月間交渉してきたが、協議は行き詰まっている。
私たちの行動規範：トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
WACOCA: People, Life, Style.