ペルー中銀、25年成長率予想を3.2%に上方修正 26年は据え置き

 ペルー中央銀行は19日、2025年の経済成長率見通しを従来の3.1%から3.2%に小幅上方修正した。写真はペルー中銀のロゴ、2015年4月リマで撮影(2025年 ロイター/Mariana Bazo)

[リマ 19日 ロイター] – ペルー中央銀行は19日、2025年の経済成長率見通しを従来の3.1%から3.2%に小幅上方修正した。非一次産業の活動と民間支出が予想以上に堅調なことを理由に挙げた。

また、供給ショックの影響が薄れ、経済活動が潜在成長率付近で推移しているとして、年間インフレ率が年末までに1.7%、26年末までに2.0%になると予想した。

8月のインフレ率は前年比1.11%と7年ぶりの低水準となり、中銀目標の1─3%の下限に近づいた。昨年末時点には1.97%だった。

中銀はまた、25年財政赤字の対国内総生産(GDP)比を2.4%、26年は2.1%と予想した。

26年の成長率予想は2.9%に据え置いた。

中銀のベラルデ総裁は、この予想には来年の大統領選による一時的な影響が織り込まれていると説明。「それがなければ、成長の勢いはより強くなる公算が大きい」と述べた。

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