公開日時 2025年09月24日 05:00
沖縄らしいデザインが好評のOKINAWAミント缶(提供)
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琉球新報朝刊
ミント缶ジャパン(那覇市、大坂美恵子社長)の「OKINAWAミント缶」が2022年4月の発売から約3年半で累計販売数100万缶を突破した。「ちいさな缶に沖縄らしさを詰め込む」をコンセプトに缶パッケージをデザインしており、企業などとコラボ可能な汎用(はんよう)性もヒットにつながった。
「おしゃれでかわいい」とSNSを中心に広まり、若い女性観光客から人気を集めた。県民が県外へのお土産に購入することも増えた。
全22種類のうち、オリオンビールとのライセンス契約で販売する「オリオン ザ・ドラフトデザイン」と独自商品の「首里城」が売れ筋で、沖縄の象徴的なデザインが売れている。
ミント缶の発信力が着目され、沖縄美ら海水族館や航空会社ピーチ・アビエーションなどとのデザインコラボも。沖縄らしさを感じさせる企業イメージの発信や地域の文化発信といった点でも受注が増大しているという。
大坂社長は「ありそうで、なかった商品として打ち出し、沖縄土産として特定の位置づけが確立できた」と手応えを語る。
今後は、季節限定の味やデザインにしたり、中身を黒糖チョコやちんすこうに入れ替えたりして拡大を図る。5年以内に月間販売数30万缶、沖縄土産市場のシェア5%の達成を目標に掲げた。(嘉手苅友也)
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