日本で第1子を出産したレナさん(スクリーンショット)日本で第1子を出産したレナさん(スクリーンショット)

 出産後の入院期間は、母体の回復と新生児のケアにとって重要な時間です。この期間中の食事は、栄養バランスはもちろん、疲れた体を癒やし、授乳に必要なエネルギーを補給する大切な役割を担っています。病院食の内容は世界各国で大きく異なりますが、日本では、質の高い食事を提供する産科病院が増えているようです。YouTubeチャンネル「LTブログ」を運営するドイツ人のレナさんも、日本での出産を経験し、その病院食のクオリティに感激していました。

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まるでホテルのような食事にびっくり!

 日本の病院で第1子を出産したレナさん。日本人の夫・タカさんと夫婦二人三脚で、赤ちゃんとの生活をスタートさせました。初めての出産と、出産後の入院生活について報告する動画では、入院中の食事について紹介しています。

 病室で赤ちゃんを寝かしつけるタカさんを見届け、夕食を取るレナさん。この日のメインは、豚肉とピーマンの炒め物。色とりどりの野菜が食欲をそそります。ほかにも、小鉢に入った副菜が並びました。

 栄養バランスを考えた献立に、レナさんも感心している様子です。炒め物とごはんを食べると「おいしい!」と、疲れが吹き飛ぶようなおいしさに感動。産後でも食欲満点のようです。

 その翌日も、豪華な食事がレナさんを喜ばせます。ランチタイムになると、グラタンやサラダ、パン、デザートなどが運ばれてきました。グラタンにのっているニンジンがハート形にカットされているなど、見た目も美しく盛りつけられた料理の数々に、レナさんの心が躍ります。

 食事について紹介しようとしますが、あまりの質の高さに「めちゃくちゃ本当この……ホテルと今、言おうとした」と、病院食であることを忘れてしまいそうになるのでした。

日によってメニューが変わることに感動

 レナさんが入院している病院では日によって、朝・昼・晩の食事内容が和・洋・中に変わるとのこと。日本では平均で4~5泊の入院が多く、各医療機関の考え方や提供体制によって大きく異なりますが、毎食しっかり食べるというのが一般的です。

 一方、海外の産院食は一般的に味付けが控えめで、日本のようなボリュームもあまり期待できないそう。また、病院や地域による差が大きく、なかには家族が持ち込む場合もあるようです。

 多彩なメニューを体験し、レナさんは大満足。産後の大切な時期に、充実した食事を提供してくれる日本の医療制度へ、心から感謝している様子です。

 コメント欄には、祝福の声のほか「病院食なのに、ハートのニンジンは癒やされる。ナイス病院!!」「レナさん、退院したあともゆっくりして、お体の回復を一番に優先してくださいね」「母子とも元気で何より」といった声が寄せられています。

(Hint-Pot編集部)

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