8月に改めて公開した運行計画
JR北海道は、2027年に導入予定の観光列車「赤い星」「青い星」について、販売方法・料金および行程の概要を発表した。
両列車とも、乗車のみのプランは全国の「みどりの窓口」や指定席券売機などで乗車日1か月前から販売。「青い星」はすべて乗車のみとなる一方、「赤い星」では食事がセットになったプランもJR北海道のWebサイトで約3か月前から取り扱う。席数はみどりの窓口販売分が約15席に対し、食事つきプランでの販売分が約60席となっている。
「赤い星」札幌駅~網走駅間の行程
「赤い星」のデビューとなる札幌駅~網走駅間の運行は、往路と復路で停車駅を変えながら1日1本(片道)を運転するコースに。札幌発は9時ごろ、網走発は10時ごろとなり、約7時間をかけて走る。
車内ではランチタイムのほか、地域の情報発信につながる有料の「ラウンジカーイベント」も計画している。料金は乗車のみの場合2~3万円台、食事つきでは3~4万円台を予定する(座席種別により異なる、以下同)。
「赤い星」釧路駅~知床斜里駅間の行程
2027年4月~7月にかけて予定する釧路駅~知床斜里駅間の運行は、午前に釧路発、午後に知床斜里発となる1日1往復の設定。こちらも往路と復路で停車駅を変える計画としている。釧路発では釧路湿原駅、知床斜里発では川湯温泉駅で長時間停車する「散策タイム」を設けるほか、釧路湿原や斜里岳が見えるポイントでは減速を行なう。
午後の運転となる知床斜里発便では、ランチタイムの代わりにスイーツタイムを用意。引き続き「ラウンジカーイベント」も行なう。料金は乗車のみの場合1~2万円台、食事付きで2~3万円台の予定。
「青い星」旭川駅~富良野駅間の行程
6月には「青い星」がデビューし、9月まで旭川駅~富良野駅間(富良野線経由)を1日2往復走る。こちらも景色のよい箇所での減速を実施し、地域住民による物販やイベントも予定している。予定料金は5000円程度。
「青い星」網走駅~知床斜里駅間の行程
2028年1月~3月の「青い星」は網走駅~知床斜里駅間を1日2往復運行。オホーツク海を臨む場所での減速に加え、北浜駅や浜小清水駅で「散策タイム」を設ける計画だ。料金は4000円程度を予定する。
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