9/22(月) りそなグループ B.LEAGUE 2025-26シーズン プレシーズンマッチ 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦の試合結果をお伝えいたします。
広島ドラゴンフライズ 80
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 78
(1Q:18-19、2Q:16-26、3Q:19-13、4Q: 27-20)
スターター
広島:伊藤達哉、ドウェインエバンス、コフィコーバーン、山崎稜、晴山ケビン
名古屋D:齋藤拓実、アイザイア・マーフィー、アーロン・ヘンリー、カイル・リチャードソン、スコット・エサトン
主なスタッツ
◆得点
コフィ・コーバーン
21得点
ドウェイン・エバンス
16得点
クリストファー・スミス
14得点
◆リバウンド
コフィ・コーバーン
14リバウンド
ドウェイン・エバンス
7リバウンド
クリストファー・スミス
5リバウンド
※B.LEAUGEスタッツではなく、クラブ独自のスタッツになります。
※スタッツは修正が入る場合もございます。
戦評
広島は#23コーバーンのインサイドを起点にオフェンスを組み立て、得点を重ねていく。対する名古屋Dは速いボールの展開から得意の3Pシュートや、カッティング、2on2など多彩なオフェンスで得点を重ねる。名古屋Dはディフェンスでスイッチを多用しながら高い強度でボールマンにプレッシャーをかけ続け、広島のオフェンスを停滞させることに成功する。苦しい時間が続いた広島だが、オフェンスリバウンドや1on1で得点し、粘りを見せる。広島はディフェンスをゾーンに切り替えるが、名古屋#43エサトンが連続ポイント。名古屋Dは高いディフェンス強度から広島のターンオーバーを誘発して得点に繋げ、名古屋Dのリードで前半終了。
後半、スイッチディフェンスを多用する名古屋Dは、ボールマンに激しいプレッシャーをかけ続ける。名古屋Dのディフェンスに広島はターンオーバーが続くが、高さのアドバンテージを活かし#23コーバーンのゴール下や#13エバンスのオフェンスリバウンドで得点を重ねる。苦しい広島だが、#23コーバーンがベンチに下がり、#13エバンスと#8スミスを起用するスモールラインナップになると、平面的なディフェンスで名古屋Dのターンオーバーを誘発。さらにオフェンスでは安易にスイッチする名古屋Dのディフェンスを1on1でこじ開け、1ポゼッション差まで一気に点差を縮めることに成功する。一進一退のまま試合は進み残り2分、広島#8スミスのフリースローで広島逆転。そのままディフェンスで守り切り勝利となった。
平面的なディフェンスでプレッシャーをかけ続けた名古屋Dが試合をリードする展開であったが、インサイドでの強さと勝負どころでのディフェンス強度をあげた広島が逆転勝利となった。新戦力の加入で、平面的な速さだけでなく、高さと強さなど、試合を通して強みを変化させる、広島のバリエーションの多さは今シーズンの飛躍を期待させるような内容であった。開幕に向けて負傷者が復帰するだけでなく、さらに連携を高めていくことに期待したい。
会見コメント
■朝山正悟
「怪我人が多い状況の中で、出場できる選手、ベンチで支える選手、それぞれが役割を果たし、苦しい展開を修正しながら試合に臨んだ。これまで非公開を含めプレシーズンの試合を重ねてきたが、その中でも今日は皆さんの前で良い試合をお見せできたと思っている。要因として大きかったのは、まずポイントガードの部分。しっかりとプッシュして展開を作ることができたのはチームにとって大きな収穫だった。ディフェンスも前半は不用意な失点があったが、後半はほぼミスなく戦えたと思う。さらにリバウンドを支配できたことが、このゲームの勝因につながったと感じている」
■伊藤達哉
「個人としても久しぶりの試合だった。怪我人が多い状況は名古屋Dさんも同じだが、出だしで相手のチェンジングディフェンスに苦しんだ。ただ後半は修正でき、最後はチーム全員が役割を果たして勝ち切れたのは良かった」
■佐藤涼成
「本日は多くのプレータイムをいただき、自分にとって大きな経験となった。ポイントガードとしてターンオーバーやゲームメイクの部分で課題を強く感じたため、練習で改善していきたい」
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