
中国を訪問している米超党派の下院議員団は中国指導部との会談で、米航空機大手ボーイングの航空機購入に関する大型契約について協議した。議員団を率いる下院軍事委員会の民主党トップ、アダム・スミス氏が23日、記者会見で明らかにした。写真はボーイングの「737MAX8」。米ワシントン州シアトルで4月撮影(2025年 ロイター/David Ryder)
[北京 23日 ロイター] – 中国を訪問している米超党派の下院議員団は中国指導部との会談で、米航空機大手ボーイング(BA.N), opens new tabの航空機購入に関する大型契約について協議した。議員団を率いる下院軍事委員会の民主党トップ、アダム・スミス氏が23日、記者会見で明らかにした。
米国のデービッド・パデュー駐中国大使は、交渉が終盤の数日か数週間に入ったとの考えを示し、この取引は「大統領にとって非常に重要だ」と述べた。
ブルームバーグは先月、ボーイングが中国に最大500機の航空機を販売する協議を行っていると報じた。交渉が成立すれば、米中貿易摩擦で受注が停滞している世界第2位の航空市場である中国において、ボーイングにとって大きな躍進となる。 もっと見る
スミス氏は「ボーイングの航空機はしばらく中国に販売されていない。この取引を成立させたい」と語った。
米下院議員団が中国を訪問するのは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で米中関係が悪化した2019年以来初めて。
ボーイングは米国の主要な輸出企業の1社で、歴史的に航空機の約4分の1を中国に輸出してきたが、トランプ大統領の1期目以降、中国からの主要な購入を確保していない。
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