公開日時 2025年09月23日 08:18更新日時 2025年09月23日 08:22
名護―浦添 1回2死三塁、先制の中前適時打を放つ名護の比嘉洸次朗=22日、ユニオンですからスタジアム宜野湾(又吉康秀撮影)
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古川 峻
第75回県高校野球秋季大会は22日、ユニオンですからスタジアム宜野湾と金武町ベースボールスタジアム、嘉手納町野球場で1回戦6試合を行った。名護が浦添を12―0の五回コールドで下し、昭和薬科大付属が普天間に10―8で競り勝った。宜野座が北谷に10―3、美里工が八重山商工に8―1で、美来工科が南部工に9―1で、いずれも八回コールド勝ちした。八重山農林―首里は、八重山農林が選手の負傷でメンバー不足になり、一回表を終えて首里が10―0の時点で没収試合となって、首里が勝ち上がった。23日はユニオンですからスタジアム宜野湾などで1回戦7試合が行われる。
1回戦 名護―浦添
12345計名護1182012浦添000000
(五回コールド)
(名)仲宗根―玉城
(浦)崎山、赤嶺、城間、當間―崎浜
▽三塁打 仲間(名)
▽二塁打 比嘉、真栄田(以上名)
五回1死一塁、1年で先発を任された名護の仲宗根直大朗が打者を空振り三振にすると、捕手の玉城琉瑚が二塁へ送球。盗塁を試みた一走を刺して試合を終わらせると、仲宗根がガッツポーズして叫んだ。「ぱっとうれしさがこみ上げた」。五回コールド勝ちで完投し、三回以外は浦添の攻撃を3人で終わらせた。無四球で6奪三振の好投を見せた。
唯一のピンチは三回1死二、三塁の場面だ。ここも直球とスライダーを駆使して2者連続で飛球に打ち取った。元々は三回で交代の予定だったが「行けるところまで行け」と監督から続投を告げられ“奮投”した。
攻撃では、初回に先制点を呼び込んだ4番・比嘉洸次朗が三回にも適時二塁打を放ち、打線に火を付けた。この回7安打で8点と突き放し、「四番として流れを呼び込むことができた」と喜んだ。
次戦は、夏の2回戦で6―5で競り勝った北中城と顔を合わせる。玉城は「今回は追われる側になるけど負けない。ピンチになってもチーム全員で救える自信がある」、仲宗根は「もっと少ない球数で終わらせたい」とそれぞれ闘志を燃やした。
(古川峻)
負傷で没収試合 首里勝ち上がる 主将「良い流れ」
一回に10点の大量得点を奪った、首里の小川勝広主将の話 試合の入りから全員が声を出して良い流れをつくれた。守備からのリズムや相手の隙を突く走塁、チャンスでの1本を徹底して練習してきた。次はシード校が相手だが、練習の成果を出したい。
22日の結果
▽1回戦
宜野座10―3北谷八回コールド美里工8―1八重山商工八回コールド美来工科9―1南部工八回コールド昭薬付10―8普天間首里10―0八重山農林没収試合名護12―0浦添五回コールド
23日の試合
▽1回戦
【宜野湾】9時
糸満―球陽
与勝―向陽
首里東―沖縄水産
【嘉手納】10時
具志川―久米島
宜嘉連―具志川商
【金武】9時
沖縄カトリック―北山
沖縄高専―知念
※宜嘉連=宜野湾・嘉手納
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