ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.09.23 07:32
米国が専門職ビザH-1B手数料を大きく引き上げた状況で英国はむしろ似た種類のビザの手数料を全面廃止することを検討していると、日刊フィナンシャルタイムズ(FT)が22日(現地時間)報じた。
報道によると、英首相直属の「グローバル人材タスクフォース(TF)」は科学・学問・デジタル分野の最上位専門家を対象にビザの手数料を全面免除することを人材確保政策の一環として検討している。
ある当局者は「世界5大最高大学の出身者、権威ある賞の受賞者を対象に議論中」とし「費用を完全に免除する構想をしている」と伝えた。
こうした議論はトランプ米大統領がH-1Bビザ手数料を現行の1000ドル(約15万円)から100倍の10万ドルに引き上げる布告文に署名する以前から進行していた。しかし米国の動きが英国の政策を後押ししているという評価が出ている。
別の当局者は現在の英国のグローバル人材ビザを「官僚主義の悪夢」と指摘し、制度改編は「純移民を減らすという我々の決意を低下させるのではなく、最も優秀な人材を英国に呼び込もうというもの」と強調した。
英国のグローバル人材ビザは2020年に導入された制度で、科学・工学・人文学・医学・デジタル技術・芸術・文化などの分野でのリーダー、またはリーダーに成長する潜在力がある人材に発給される。現行の申請手数料は1人あたり766ポンド(約15万円)であり、家族も同じ金額を納付しなければならない。さらに年間1035ポンドの保健追加料金も課される。
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