木村知事は22日熊本市の県立総合体育館について「アリーナ施設として現地で再整備する」と発表しました。県は今後、事業者の公募を行い、2028年度中に整備に着手する計画です。
【木村知事】
「県有スポーツ施設の再整備に着手することを宣言します」
老朽化などの課題を抱える藤崎台県営野球場、熊本武道館、県立総合体育館、県民総合運動公園陸上競技場の4つのスポーツ施設について木村知事は22日の県議会で整備方針を正式に表明しました。
【木村知事】
「県立総合体育館は一般利用に加え、プロスポーツや国際大会への対応、コンサートなど収益性の高いイベントへの活用、交通利便性の高さなどを踏まえ、アリーナ建設として現地再整備を行います」
木村知事はこのように述べ、4つの施設の中で県立総合体育館を最優先にイベントやコンサートなどでも活用できるアリーナ施設として整備を行う方針を示しました。
来年度に基本計画の策定に取り掛かり、事業者を公募するなどして2028年度にも
整備に着手したいとしています。
このほか、藤崎台県営野球場については『移転再整備』とし、移転先は公募を行い
来年度中に選定。県立総合体育館の整備着手から間を置かずに2029年度にも整備に取りかかる計画です。
また、熊本武道館は空調の設置など利用環境の改善に向けた『改修』、県民総合運動公園陸上競技場は『現状維持』とし、アクセス改善に取り組むとしました。
木村知事は「スポーツ施設の再整備は地域のまちづくりや県全域にもたらす効果がある」として「スピード感を持って取り組む」と意気込みを述べました。
テレビ熊本
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