10月27日(土)、台湾で中華民国自転車騎士協会が主催する「Taiwan KOM Pacific Classic」が開催される。例年は花蓮から合歓山・武嶺(標高3,275m)までの105kmだったが、今年は花蓮と台東の太平洋岸を走る203km、獲得標高2,300mのルートとなる。


2025年は203km、獲得標高2,300m ― まるでミラノ〜サンレモのようなコース
2023臺灣KOM_中華民国自転車騎士協会提供

毎年秋に開催される「Taiwan KOM Challenge(台湾KOMチャレンジ)」は、世界中から賞金を狙うプロライダーが集う名物レース。昨年は花蓮で発生した地震の影響で太魯閣渓谷を通るコースを使用できず、スタート地点を従来の花蓮から宜蘭へ変更して開催予定だったが、暴風によりレースは中断された。今年は武嶺までのヒルクライムではなく、ヒルクライムを含むグランフォンド形式のレースとして行われる。


日本からも多くの選手が参加する人気イベント
2023年には金子宗平選手や才田直人選手、バイシクルクラブ編集長の山口も参加 2023臺灣KOM_中華民国自転車騎士協会提供

台湾KOMと同様に、男女ともに優勝賞金は3万台湾ドルと高額で、世界中からトップ選手が集まることで知られている。2023年にはヴィクトワール広島所属のベンジャミン・ダイボール、樫木祥子が優勝し、賞金を獲得した。また、日本からも多くのライダーが参加する大会としても知られている。 今年はヒルクライムのみではないが、日本国内には見られない「前半はレース、後半は完走を目的とする」グランフォンド形式で開催される。そのため、走行距離203kmながら制限時間は8時間と比較的余裕があり、平均時速約25kmでの完走が可能なのも魅力だ。 主催者は「来年は従来のコースに戻ることを願っている」とコメントしているが、今年はまるでミラノ〜サンレモを思わせる新たな203kmのチャレンジレースとなる。


大会概要




開催日:2025年10月27日(月)
スタート地点:花蓮ビジターセンター
主催:中華民国自転車騎士協会
共催:花蓮県政府・南投県政府・交通部観光署
距離:203km
獲得標高:約2300m




スケジュール




10月26日(日):受付(13:00~)、ウェルカムレセプション&プレレース説明会(14:00~)
10月27日(月):05:20 集合 → 06:00 スタート → 11:30 ゴール到着見込み → 12:30 表彰式 → 14:00 フィニッシュ閉鎖




カテゴリー




オープン部門:19歳以上(M19-23, M24-35, Master, 女性)
市民部門:M19-29, M30-39, M40-49, M50+, 女性
Eバイク部門:年齢・性別制限なし
観戦グループ:応援・家族参加者




参加費






カテゴリー
参加費(NT$)


オープン
3,000


市民
2,500


Eバイク
2,500


観戦
2,000



参加費には、KOM Tシャツ、ライト、ゼッケン、計測チップ、完走メダル、電子完走証明、昼食、保険が含まれる。計測チップにはNT$500の保証金が必要。





賞金・表彰




総合男女上位6名:1位 NT$30,000 ~ 6位 NT$10,000
KOM/QOM賞:NT$15,000
スプリント賞:NT$15,000
チーム賞:上位6チームにNT$10,000~5,000
市民部門:各カテゴリー上位6名にトロフィー
完走者:メダルと電子完走証明書


記念品・特典




完走メダル
KOM Tシャツ(サイズ表あり)
Pedal Mafia 記念ジャージ(青白/赤ドット、各NT$4,500)




宿泊情報






ホテル名
部屋タイプ
料金(NT$)


花蓮福容大飯店
2人部屋 4人部屋
2,800 4,400


花蓮麗軒国際飯店
2人部屋 3人部屋 4人部屋
2,200 2,800 3,200


花蓮麗格休閒飯店
2人部屋 3人部屋 4人部屋
1,800 2,300 2,800


詳細はTaiwan KOM Challenge公式WEBサイト www.taiwankom.org

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