財政非常事態宣言を発出した山梨県市川三郷町の教育委員会が22日、町内の中学校を統合する時期を「早くて4年後」とする案を示しました。

 市川三郷町の小中学校の統合時期の案は、町の教育委員会が遠藤浩町長に提出した「小中学校適正規模・配置等基本計画」で示されました。

 計画では、少子化に伴う複式学級の解消や集団生活の必要性などから、学校を新設して、現在の「4中学、6小学校」を「1中学、3小学校」に集約すべきとしています。

 中学校は町内4つの学校を2029年度に1校に統合。小学校では地理的要因から六郷を存続させ、旧・市川大門町にある3つの小学校を2032年度に統合。旧・三珠町にある大塚小と上野小を2035年度に統合するよう提案しています。

市川三郷町 渡井渡教育長

「通学をどのようにしていくのか、より良い教育環境を施設・設備面も含めて、どう構築していくのか、地域の活性化をどうしていくのか、町としてさらに計画を練っていただきたい」

 町は今後、計画を基により具体的な方針の検討に入ります。

WACOCA: People, Life, Style.