岩手県から贈られたサンマを無料でふるまうイベントが鳥取市で開かれ、大勢の人が旬の味覚を味わいました。

炭火で豪快に焼かれるサンマ。9月21日、鳥取市賀露町では、岩手県大船渡市で水揚げされたサンマ1000匹を無料でふるまう「第12回 東北 絆サンマ祭り」が行われました。

イベントを主催したのは鳥取市のNPO法人あゆみと飲食店を展開する、ぎんりんグループです。

NPO法人あゆみでは、2011年に東日本大震災が発生して以降炊き出しなどの被災地支援を続けています。今回ふるまわれたサンマは、被災地支援のお礼として陸前高田市の施設から提供されました。

会場は訪れた人で長蛇の列に。

香ばしい香りに包まれる中大ぶりで脂ののった秋の味覚を楽しんでいました。

参加者
「おいしかったです」

「めちゃくちゃおいしいですね。身が大ぶりですね」

「(震災があったということを)時がたてばだいたい人は忘れるものなので。このサンマを食べながら東北を思い出すといういい企画だと思います」

NPO法人あゆみ 村上亜由美 理事長
「みなさんに召し上がっていただいて、震災や自然災害に対しての意識を持っていただきたい。毎年毎年、東北に思いを馳せてもらったらいいかなという思いで始めました」

イベントは大盛況。用意された1000匹のサンマは開始から1時間足らずでなくなりました。主催したNPO法人あゆみでは、今後も東北の被災地と交流を続けこうしたイベントも開いていきたいということです。

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