自民党総裁選挙が22日告示され、自民党愛媛県連は選挙権を持つ党員・党友に投票用のはがきを発送しました。

自民党総裁選挙は22日告示、来月4日に開票が行われ、▼「国会議員票」295票と▼全国の党員・党友による投票で配分が決まる「党員票」295票、あわせて590票で争われる見通しです。

自民党愛媛県連では22日午前10時ごろ、県連の職員2人が投票用のはがきを入れた12個の箱を車に積み込み発送しました。

県連によりますと、投票権を持つ県内の党員や党友は1万7103人で、前回・去年に比べて1957人少なくなっています。

投票用はがきは来月3日必着で、翌日4日に松山市内で開票作業が行われるということです。

自民党総裁選挙が告示されたことを受けて、愛媛県連の鈴木俊広幹事長は報道陣に対し「各候補者には、みずからの思いを政策にかえてもらって、国民と党員にきちんと説明してほしい。党が国民からの信頼を回復させるという点で、『自民党しっかりせえ』という声を受け止めた選挙になると思う」と述べました。

そのうえで鈴木幹事長は「地方が発展しないと日本は発展しないというのが私や県連の思いだ。新総裁には引き続き地方創生に全力で取り組んでもらいたい」と述べました。

【街の人たちは】
自民党総裁選挙が告示されたことを受けて、松山市中心部の商店街ではさまざまな声が聞かれました。

このうち60代の男性は「経済と安全保障、外国人の問題に関心がある。こうした課題に取り組んでもらえる人に総裁になってほしい」と話していました。

70代の女性は「新しい総裁には期待はしていない。最近の総理大臣はすぐに交代する印象だし、外国と渡り合っていく上では不利なのではないか」と話していました。

18歳の女性は「私たちの世代は高齢者の世代と比べて人数が少ないので、意見が通りにくいという実感がある。社会保障とかだけではなく幅広い世代に向けた政策をしっかりと実行してほしい」と話していました。

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