2025年9月22日 15:35
荒谷光容疑者(22日)
大阪府池田市の住宅で、住人の5歳の女の子が首を絞められ、胸や腹を刃物で刺されて殺害されているのが見つかった事件で、警察は22日、34歳の母親を殺人の疑いで逮捕しました。
■死因は首を圧迫された「窒息」胸と腹に刺し傷も
殺人の疑いで逮捕されたのは、池田市空港に住む荒谷光容疑者(34)で、12日、自宅で娘の心ちゃん(5)の首を絞めて殺害した疑いがもたれています。
警察によりますと、12日午後6時20分ごろ、同居する親族の男性から「5歳の女児が腹を切られて冷たくなっている。母親も倒れており、腹部を切っている」と119番通報があり、消防が駆けつけると、心ちゃんと荒谷容疑者が1階のリビングで倒れているのを発見しました。2人は病院に搬送されましたが、心ちゃんはまもなく死亡が確認され、荒谷容疑者も意識不明の重体でした。
司法解剖の結果、心ちゃんの死因は首を圧迫されたことによる窒息で、死亡したのは12日の午後4時ごろとみられています。また、心ちゃんの胸と腹には刃物による刺し傷がありました。一方、荒谷容疑者も腹に刺し傷があり、2人の近くには、血のついた刃物があったということです。
■「娘を殺し、その後、私も死ぬつもりでいた」容疑認める
事件当時、家の1階に心ちゃんと荒谷容疑者、2階には親族の男性がいましたが、外部から侵入された形跡がないことなどから、警察は荒谷容疑者が無理心中を図った可能性もあるとみて、回復を待っていましたが、22日午後、退院した荒谷容疑者を殺人の疑いで逮捕したということです。
調べに対し、荒谷容疑者は「事実に間違いありません。心を殺して、その後私も死ぬつもりでいました」と容疑を認めていて、警察は事件の詳しいいきさつを調べています。
最終更新日:2025年9月22日 18:35
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