ブラジルで大規模左派デモ、ボルソナロ氏と議員らの擁護に反発

ブラジルの主要都市で9月21日、ボルソナロ前大統領や連邦議員を司法から保護しようとする立法上の動きに、数万人が抗議する大規模なデモを展開した。サンパウロで撮影(2025年 ロイター/Tuane Fernandes)

[サンパウロ/ブラジリア/リオデジャネイロ 21日 ロイター] – ブラジルの主要都市で21日、ボルソナロ前大統領や連邦議員を司法から保護しようとする立法上の動きに、数万人が抗議する大規模なデモを展開した。社会運動家や労働組合、政党が組織する左派のデモとしてはここ数年で最大規模になった。

今回のデモはボルソナロ氏や自らの法的責任を回避しようとする議員たちを非難した。ボルソナロ氏は2022年の大統領選で敗北後、支持者が政府庁舎を襲撃したクーデター計画を巡り最高裁で有罪判決を受け、現在は自宅軟禁中。

ボルソナロ氏の支持者たちは既に、立法上の恩赦や将来の大統領からの恩赦など政治的手段を通じてボルソナロ氏を支援しようと動いている。

下院の保守派多数派は先週、23年に政府庁舎の襲撃に参加して収監されたボルソナロ支持者を対象にした救済法案を迅速に審議することを決定した。下院はまた、連邦議員の刑事訴追を阻止できる権限を議会に与える憲法改正案も可決した。

ルラ大統領は「きょうのデモは国民が免責や恩赦を望んでいないことを示している。国会はブラジル国民に利益をもたらす対策に注力する必要がある」と交流サイトに投稿した。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

Bernardo Caram

Reports on the macro beat, covering economic policy in Brasilia. Bernardo studied journalism at the Pontifical Catholic University of Minas Gerais before completing a specialization in Economics at Fundação Getulio Vargas (FGV) and an MBA in Economic-Financial Information and Capital Markets at Fundação Instituto de Administração (FIA) in Sao Paulo. He previously worked in Brasilia for Folha de S.Paulo, Agencia Estado and the Globo’s G1 website.

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version