ドイツ2部第6節 ダルムシュタット 3―0 デュッセルドルフ ( 2025年9月21日 ドイツ・デュッセルドルフ )
歴史的勝利をチームメートと喜ぶ秋山裕紀(左)(ダルムシュタットの公式インスタグラムより)
ドイツ2部ダルムシュタットのMF秋山裕紀(24)が21日、移籍後初ゴールを決めた敵地のデュッセルドルフ戦後に自身のインスタグラムを更新した。アウェーの地に駆けつけたゴール裏のサポーターと喜びを分かち合う動画とともに「What a win! What a celebration」(なんて勝利だ!なんてセレブレーションだ)と投稿した。
クラブ公式サイトによると、敵地でデュッセルドルフを下すのは88年以来、実に37年ぶり。「デュッセルドルフののろい」と名付けられた因縁の鬼門だった。今夏の加入以来、すぐさま主力に定着した秋山が、5度目の先発で後半20分にペナルティーエリア内でこぼれ球を拾い右足で鋭いゴールを決めて先制。のろいを解く一撃で首位浮上に導いた。
コーフェルト監督は「前半は試合の流れが(相手に)傾きかねない時間帯があったが、その20分間を除けば敵地でよい試合をし、勝利に値する内容だった。(クオリティーの高いデュッセルドルフ相手に)非常に価値ある勝利。多くのことがうまくかみ合った」と振り返った。
ドイツの公共放送連盟が運営するメディア、ターゲスシャウは「秋山のゴールが道を切り開く」との見出しで24歳のボランチを高評価。「夏に加入したこの守備的MFは、彼の持ち味としては珍しく相手ペナルティーエリア内に侵入し、すぐに得点を決めた。リドベリは最初はボールをキープできなかったが、こぼれ球は彼の日本人チームメートの足元に転がった。一撃、一閃(いっせん)。ついに均衡を破る先制点だった」と評した。
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