トランプ米大統領は9月21日、アリゾナ州グレンデールで開かれた保守派政治活動家チャーリー・カーク氏の追悼式に出席し、「米国の自由のための殉教者」とたたえ、同氏が殺害された責任は「極左」にあると改めて主張した。写真は追悼式で、カーク氏の肖像のそばに立つ米兵(2025年 ロイター/Carlos Barria)
[グレンデール(米アリゾナ州) 21日 ロイター] – トランプ米大統領は21日、アリゾナ州グレンデールで開かれた保守派政治活動家チャーリー・カーク氏の追悼式に出席し、「米国の自由のための殉教者」とたたえ、同氏が殺害された責任は「極左」にあると改めて主張した。
演説で「暴力は主に左翼からもたらされている」と根拠を示さずに述べ、他の出席者のスピーチとは対照的に党派的な言及もしばしばあった。
カーク氏が創設した保守派の学生団体「ターニング・ポイントUSA」が主催する追悼式は、会場となったフットボールスタジアムに数万人の弔問客が詰めかけた。カーク氏の妻エリカさんは「彼は後悔なくこの世を去った。毎日、自分にできることを100%やっていた」などと述べ、亡き夫をしのんだ。
また、カーク氏を殺害した疑いで訴追された容疑者については「私は彼を許します」と、涙ながらに述べた。
バンス副大統領は、カーク氏が若者の集票という点でトランプ氏の大統領復帰に貢献したと評価。「われわれの政権がここにいるのは、単にチャーリーを友人として愛しているからではなく、彼がいなければここにいないことを知っているからだ」と語った。
一方、カーク氏の死が保守運動において極めて重要な瞬間だとし、同氏の運動をやり遂げるよう、時に攻撃的な言葉で支持者に呼びかける政治家も見られた。
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