公開日時 2025年09月21日 05:00更新日時 2025年09月21日 11:59
報道陣に公開された米軍の最新型地対艦ミサイル「NMESIS(ネメシス)」=20日、金武町のキャンプ・ハンセン(喜瀨守昭撮影)
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石井 恵理菜
米海兵隊は20日、日米の実動演習「レゾリュート・ドラゴン25」で沖縄に展開された最新の地対艦ミサイル「NMESIS」(ネメシス)を、米軍キャンプ・ハンセンで報道陣に公開した。
第12海兵沿岸連隊(12MLR)のリチャード・ネイカーク司令官は「今後もこのシステムを用いた訓練を継続し、陸上自衛隊との連携を深め、信頼性を高めていく」と強調した。
配備基数や運用については「敵対勢力への情報提供を制限するため」とし、明かさなかった。演習後もそのまま沖縄にとどまるか否かは「(上部組織の)第3海兵遠征軍の決定による」とした。
公開されたネメシスは、7月10日に沖縄に搬入されたもの。実動演習で石垣島にも展開された。射程は約210キロ(約115カイリ)と説明した。無人車両のため、公道移動の場合は自走しない。
ネイカーク氏はネメシスを沖縄に配備する意義について「この地域での実戦的な戦闘能力を提供することに寄与する」と述べた。
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