米政権、「聖域州」に犯罪移民送還の協力要請 NYは拒否

 米国土安全保障省は20日、「聖域」と呼ばれる不法移民に寛容な政策を取るカリフォルニア、ニューヨーク(NY)、イリノイ3州に対し、犯罪で服役後出所した不法移民の強制送還に協力するよう要請した。イリノイ州ブロードビューで19日撮影(2025年 ロイター/Jim Vondruska)

[ワシントン 20日 ロイター] – 米国土安全保障省は20日、「聖域」と呼ばれる不法移民に寛容な政策を取るカリフォルニア、ニューヨーク(NY)、イリノイ3州に対し、犯罪で服役後出所した不法移民の強制送還に協力するよう要請した。

国土安全保障省は、3州の検事総長に先週書簡を送り、移民税関捜査局(ICE)による犯罪歴のある不法移民拘留に協力するよう要請したと明らかにした。

イリノイ州とNY州は、不法移民の出所時期をICEに通知することを拒否した。カリフォルニア州はこの書簡に回答しなかった。

同省は、聖域都市の政策は犯罪を起こしたた不法滞在者を再び社会に戻すことを可能にし、国民の生活と福祉を脅かしていると指摘した。

3州には、ICEが19日にフォローアップの書簡を送り、州の協力を確実にするために司法省などの連邦政府機関に援助を求めると伝えたが、イリノイ州司法長官事務所は書簡の受け取りを拒否したという。

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