米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）は１９日、日本製鉄傘下のＵＳスチールが計画していたイリノイ州の工場停止について、米政府が黄金株を使って阻止したと報じた。写真はペンシルベニア州にあるＵＳスチールの工場で演説するトランプ大統領。５月３０日、ペンシルバニア州ウェストミルフィンで撮影（２０２５年 ロイター/Leah Millis）
［２０日 ロイター］ – 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）は１９日、日本製鉄(5401.T), opens new tab傘下のＵＳスチールが計画していたイリノイ州の工場停止について、米政府が黄金株を使って阻止したと報じた。
同紙によると、ＵＳスチールは２週間前、イリノイ州グラニット・シティの工場を１１月に停止すると従業員に通知。給与は支払い続けるとしていたものの、ラトニック商務長官が同社首脳に電話し、トランプ政権は稼働停止を認めず、黄金株を行使すると伝えたという。
日本製鉄は６月、ＵＳスチールの買収を完了 もっと見る 。経済安全保障への影響を懸念する米政府は、ＵＳスチールの経営について拒否権を行使できる黄金株を保有することを条件に買収を承認した。
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