明治安田サッカーJ2で自動降格圏19位のカターレ富山は20日、アウェーのピーススタジアム(長崎市)に乗り込み、2位のV・ファーレン長崎と対戦し、1-1の引き分けに終わり、8試合ぶりの勝利とはなりませんでした。
【写真を見る】カターレ富山 2位の長崎にドロー(1‐1)布施谷の先制弾も…終了間際に同点に 8戦勝ちなし サッカー明治安田J2
カターレは直近3試合無得点と攻撃に課題を抱えていましたが、前半34分にDF布施谷翔がハーフウェー付近からボールを奪うと、相手GKが前に出ていたため、すかさずロングシュートを放ち、先制点を挙げます。
このゴールがカターレにとっては4試合ぶりの得点となりましたが、後半アディショナルタイムにまさかの同点を許し1-1の痛み分けとなりました。
8試合ぶりの勝利とはなりませんでしたが、カターレは勝ち点1を獲得しました。
しかし、同日午後7時から行われた17位大分トリニータが18位レノファ山口に1-0で勝利したため、J2残留ラインの17位大分とは勝ち点差が9に開いています。
カターレはJ2残留へ向け、背水の陣で残り8試合に臨みます。
■安達監督「もう1点ぐらい取っていれば」
カターレ富山 安達亮監督の試合後のコメントです。
遠い中、たくさんのサポーターに来てもらったのに勝ち点3を取れず申し訳ない気持ちです。非常に悔しいですけど、前半はある程度狙い通りのゲームができました。後半はちょっと力の差もあって押し込まれると思っていましたが、前半にラッキーな形で1点は取りました。チャンスもできていたので、もう1点ぐらい取っていればというのはあります。
短い1週間の間でトレーニングしたことは、よく表現できていたかなとは思いますけど、メンタル的なところがやはり沈んでいたので、そこさえ回復すればもっと内容のいいゲームができたのになという悔しい思いもあります。
私も含めて選手全員がまだまだファイティングポーズを取っているところ、残り試合数がどんどん少なくなってく中でも、この残留争いのプレッシャーを楽しんで、はつらつとプレーしてくれることは非常にポジティブに捉えたいと思います。
サポーターの皆さんには本当に遠くまで来てくれて、いつも大きい声で応援してくださっているので、次も頑張りますので、まだまだ試合、何試合も残っているので、一緒に戦ってください。今日はありがとうございました。
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