人吉球磨地方で「相良三十三観音」の秋の開帳が始まり、無病息災や家内安全などを祈願する人たちが訪れています。

人吉球磨地方には、一番から三十三番までの札所が点在していて、観音堂を管理する地元の人たちが毎年、春と秋の彼岸にあわせて開帳しています。

このうち、相良村にある十七番札所の上園観音堂には朝から参拝者が訪れて静かに手を合わせ、持参した宝印帳に備え付けの記念のスタンプを押していました。

また、観音堂の中ではお茶や茶菓子がふるまわれ、地元の人たちと会話を楽しんでいました。

佐賀県に住む姉など3人で参拝に訪れた人吉市の女性は、「毎年、秋の彼岸にあわせて観音めぐりを続けています。観音さまにお会いすると心が安らぎます」と話していました。

「相良三十三観音」の秋の開帳は、彼岸の最終日の9月26日まで行われます。

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