選手やスタッフからのパワーハラスメントの申し立てにより休養していた高知ユナイテッドSCの秋田豊監督が9月19日に記者会見し、監督を辞任すると表明しました。
19日午後3時から行われた高知ユナイテッドSC秋田豊監督の記者会見。クラブとしての会見ではなく秋田監督個人が開いたもので、選手やスタッフから申し立てのあったパワーハラスメントのうち、第三者による調査特別委員会で18事案のうち6事案がパワハラに認定されたことを明らかにしました。
会見で秋田監督は、パワハラとされた事案をひとつひとつあげながら、「選手の成長を願ったもの」「冗談でチームの雰囲気を明るくするためだった」としながらも、「嫌な思いをさせてしまった」「伝え方が悪かった」と謝罪しました。
その上で秋田監督は、パワハラで辞めるのではなく、山本志穂美社長とあつれきがあったことを辞任の理由に挙げ、改めてサポーターなどに謝罪の言葉を述べました。
Jリーグ1年目となる今シーズンから指揮を執った秋田監督の辞意表明を高知ユナイテッドはどう受け止めるのか。一刻も早い後任の監督決定が求められています。
高知ユナイテッドの山本志穂美社長は、高知放送の取材に対して「会見の詳細をつかめていないのでなんとお答えしたらよいかわからない」としていて、近くクラブとしてコメントを発表するとしています。
WACOCA: People, Life, Style.