公開日時 2025年09月19日 17:00更新日時 2025年09月19日 17:37
米空母艦載機による陸上離着陸訓練を視察する山口県の村岡嗣政知事(右)と岩国市の福田良彦市長=19日午後、山口県岩国市
この記事を書いた人
共同通信
山口県の村岡嗣政知事は19日、米空母艦載機による陸上離着陸訓練(FCLP)を米軍岩国基地の敷地外から視察し「中止要請にもかかわらず実施され遺憾だ。二度と実施されないよう強く求める」と述べた。
17日からの訓練は日中と夜間に行われており、村岡氏は福田良彦岩国市長とともに午後1時半から約30分間、滑走路北側の堤防などで視察した。
F35Cステルス戦闘機などが滑走路を空母に見立てて着地し、すぐに離陸する「タッチアンドゴー」をする様子を双眼鏡で確認。機体は「バリバリ」と爆音を立てて上空を通過し、エンジン音を響かせて旋回すると、地面が小さく震えた。
10分間に10機近くが頭上を通る場面もあり、村岡氏は「体に響く強い音が短時間で繰り返す。市民の負担は大きく、決して行われるべきではない」と強調した。
岩国でのFCLPは東京都の小笠原諸島・硫黄島の噴火によるもので、土日や祝日を除く26日まで計画されている。
WACOCA: People, Life, Style.