公開日時 2025年09月18日 16:22更新日時 2025年09月18日 17:07
奈良地方裁判所
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共同通信
安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判に関し、奈良地裁は18日、10月28日の初公判に続く第2回以降の審理日程の一部を公表した。11月13日までに、初公判を含む計7回審理する。それ以降のスケジュールや判決言い渡し日は明らかにしていない。
被告は母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に多額の献金をし、教団に恨みを募らせていたとされる。公判で被告の情状面や教団の影響に関してどのように審理されるかが注目される。
地裁は既に、初公判を10月28日午後2時に開くとしていた。地裁によると、第2回以降は同月29、30日、11月4~6、13日に開く。開廷時間はいずれも午後1時10分。
事件では2023年10月以降、裁判官と検察側、弁護側が争点などを絞り込む公判前整理手続きが続いてきた。しかし関係者によると、弁護側が母親や宗教学者らの証人尋問を求めたのに対し、検察側は審理で教義に踏み込むのは不適切などとして反対。非公開の協議が続いており、公判日程全体が決まる見通しは立っていない。
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