
9月18日、欧州連合(EU)当局者は、ウクライナに侵攻したロシアへの制裁を強化するため、EU欧州委員会がロシア産液化天然ガス(LNG)の輸入禁止を前倒しする案について協議していることを明らかにした。2023年3月、ブリュッセルで撮影(2025年 ロイター/Johanna Geron)
[ブリュッセル 18日 ロイター] – 欧州連合(EU)当局者は、ウクライナに侵攻したロシアへの制裁を強化するため、EU欧州委員会がロシア産液化天然ガス(LNG)の輸入禁止を前倒しする案について協議していることを明らかにした。EUは2028年1月1日までにロシア産の石油とガスの輸入を完全に廃止する案について交渉を既に開始しており、来年以降は短期契約を禁止する予定だ。
欧州委のフォンデアライエン委員長とトランプ米大統領が16日に実施した電話会談を受けた措置とされる。
トランプ氏は、ロシアのウクライナ侵攻を終わらせるために欧州が対ロ圧力を強めるように要求している。ロシアと同盟国に対して厳しい制裁措置を繰り返し警告しているものの、和平合意は遠のいている状況だ。
トランプ氏の要求には、欧州諸国がロシア産原油の購入を全て停止することや、ロシア産化石燃料の主要購入国である中国とインドからの輸入品にEUが関税を課すことなどが含まれている。主要7カ国(G7)や、ロシア産原油の購入国であるトルコが加盟する北大西洋条約機構(NATO)にも圧力をかけている。
EU加盟国が調達しているガスのうち約19%は依然としてロシア産で、トルコや欧州に天然ガスを提供する海底パイプライン「トルコストリーム」とLNG輸送によって供給を受けている。ウクライナ侵攻が始まった22年より前にロシア産が45%を占めていたのに比べると、比率を下げた。
EU加盟国のうちスペインとベルギー、オランダ、フランスがロシア産LNGを輸入している。トルコストリーム経由のガスはスロバキア、ハンガリー、ブルガリアに供給されている。
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