一般財団法人日本財団スポGOMI連盟は、3人1組のチームを結成した15~18歳の高校生たち全15チームが、制限時間の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う『スポGOMI甲子園2025 青森県大会』を9月6日(土)に開催いたしました。
世界的に深刻化する海洋ごみの約8割は、陸(街)から流出しているとされています。生活者一人ひとりが意識を持ち、行動に移すことが解決への大きな一歩となります。スポGOMI甲子園は、私たちの生活と海洋ごみ問題のつながりに気づくきっかけとなることを目指して開催しております。スポGOMI甲子園全国大会は、未来を担う高校生たちが「高校生ごみ拾い日本一!」を決める大会に位置付けられ、各県予選を勝ち進んだチームが出場します。
イベント概要
・日程:2025年9月6日(土)9時30分~12時00分
・開催場所:あおもり駅前ビーチとその周辺(住所:青森市柳川1丁目)
・参加人数:1チーム3名×15チーム=45人
・主催:一般財団法人日本財団スポGOMI連盟
・運営:一般社団法人海と日本プロジェクトin青森県
・共催:日本財団
優勝は青森山田高校の「チームKENDO」! 拾ったごみの総量は1.73kg!
全15チームが参加した青森県大会では、青森県大会開始から連続出場をしている古豪、青森山田高校が勝利に輝きました。優勝を勝ち取った青森山田高校の「チームKENDO」は、他のチームが拾いに行かない場所から多くのごみを回収して準優勝チームに61.5ポイント差をつけ、ごみ総量1.73kg/301.5ポイントを獲得し、『スポGOMI甲子園2025 青森県大会』の頂点に立ち、全国大会への切符を手にしました。11月末に東京で行われる全国大会でも好成績が期待されます。
さらに準優勝、3位、オリジナルアイテム賞も青森山田高校のチームが受賞し、今年度の大会は青森山田高校の独擅場となりました。
青森県大会で集められたごみの総量は6.61kg
青森駅近くに2021年にオープンした人工海浜「あおもり駅前ビーチ」は、場所柄、観光客がよく訪れることから、毎日ボランティアによる清掃が行き届いていて、一見ごみは見当たりません。しかし、ごみは探せば出てくる・見つかるもので、ビーチから離れた公園など人の目が行き届かない場所にごみはありました。
参加した高校生達は、そういう場所を狙ってごみを拾い集めていました。また、他のチームが行かないような生垣や物かげなどの場所を狙ってごみを拾い集めていたチームは、多くのごみを獲得していました。
参加した高校生達が競技を通して、ごみは探せばある事や海洋ごみ問題を身近に感じてもらえれば、将来のごみの削減や環境保全に繋がるものと期待しています。
優勝チーム「チームKENDO」コメント
「草むらの中など他のチームが行かないようなところでごみを拾い集めました。また、ごみを捨てる人の気持ちになってどういうところに捨てるのかを考えてごみを探しました。
たばこのごみが結構落ちていて、ポイ捨てをしないで自分で出したごみは責任を持って持ち帰るのが大切な事だと思いました。今後はポイ捨てをしている人を見かけたら声をかけたり、自分が拾って捨てたいと思いました。
県大会では上手くごみのある場所を見つける事ができたので、全国大会でもごみのある場所を見つけてしっかりごみを拾っていきたいと思います。全国大会でも優勝できるよう頑張ります」。
<団体概要>
一般財団法人日本財団スポGOMI連盟
一般社団法人海と日本プロジェクトin青森県
本州最北端の青森県は東は太平洋、西は日本海、北は津軽海峡の三方を海で囲まれ、野生のイルカが集う内湾のむつ湾や地形が作る断崖絶壁など、海の絶景の宝庫です。また、津軽暖流、親潮、黒潮がぶつかり合うことから、マグロ・ヒラメをはじめとした多くの魚類にも恵まれています。「海と日本プロジェクト in 青森県」では、そんな青森県の海の大切さ、魅力を伝えることで海と共生できるムーブメントを起こすことを目的に活動しています。
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