新「コンパクトカー」世界初公開! 全長4.3m“ちょうどいい”流麗ボディに「四角いデザイン」を採用! “金属風カラー×イエロー”のコーディネートが映える! ドイツでお披露目のヒョンデ「コンセプト スリー」とは?

新「コンパクトカー」世界初公開! 全長4.3m“ちょうどいい”流麗ボディに「四角いデザイン」を採用! “金属風カラー×イエロー”のコーディネートが映える! ドイツでお披露目のヒョンデ「コンセプト スリー」とは?

HYUNDAI(ヒョンデ)は、2025年9月9日から14日までドイツ・ミュンヘンで開催された「IAAモビリティ2025」において、コンパクトEVコンセプトモデル「コンセプト THREE(Concept THREE)」を発表しました。

ホットな斬新「コンパクトハッチ」世界初公開!

 HYUNDAI(ヒョンデ)は、2025年9月9日から14日までドイツ・ミュンヘンで開催された欧州最大のモビリティイベント「IAAモビリティ2025」において、同社のEVサブブランド「IONIQ(アイオニック)」から初のコンパクトEVコンセプトモデル「コンセプト THREE(Concept THREE)」を発表しました。

 このコンセプトカーは、ヨーロッパのコンパクトEV市場への参入を見据えた、ヒョンデの電動化戦略における重要な一歩を象徴するモデルです。

 革新的なデザインと持続可能性を両立させ、次世代のモビリティを提案しています。

 コンセプト THREEのボディサイズは全長4287mm×全幅1940mm×全高1428mm、ホイールベースは2722mm。

 コンパクトEVとしてはワイド&ローなプロポーションを持ちながらも、非常に長いホイールベースを実現しており、広々とした室内空間と効率的なパッケージングを両立しています。

 EVならではの設計自由度を活かすことで、コンパクトサイズでありながらも上級モデルに匹敵する居住性を確保。

 都市部での取り回しやすさと、快適な室内空間を兼ね備えています。

 外観は「Art of Steel(鋼鉄の芸術)」というデザイン哲学に基づき、鋼鉄の持つ力強さとしなやかさを彫刻的なフォルムに昇華させています。

 流れるようなサーフェスとシャープなラインが融合し、アノダイズドエフェクト(アルマイト加工風)の質感が金属的な輝きを放つことで、未来的な存在感を演出。

 フロントはシンプルな面構成を基調に、象徴的な「パラメトリックピクセル」ライトがグラデーションを描き、先進的かつ独自性の高い表情を生み出しています。

 サイドビューではロングホイールベースを活かした伸びやかなキャビンと、大径ホイール、そして筋肉質なフェンダーラインが特徴。

 リアは垂直型のテールゲートと一体化した「エアロハッチ」デザインによって空力性能を高めつつ、ピクセルテールランプが奥行き感のある光の演出を実現しています。

 エクステリアカラーには金属的なタングステングレーを採用し、光の角度によって異なるニュアンスを見せる仕上がりとしました。

 キャビンは「Furnished Space(家具の置かれた空間)」をテーマに、居心地の良さと温かみを重視。

 直線的で冷たい印象を避け、柔らかなボリューム感とユーザー中心のレイアウトによって、リビングのように落ち着いた空間を提供します。

 シートやパネルにはリサイクルウールや海洋廃棄物を再利用した素材を使用し、環境性能と質感を両立。

 さらに軽量アルミフォームを組み合わせることで、サステナブルでありながら高級感を演出しています。

 センターコンソールは固定式ではなく、モジュール式の「Bring Your Own Lifestyle(BYOL)」ウィジェットを導入。

 ユーザーのライフスタイルに合わせて収納や機能を自由に組み替えられる設計となっています。

 また、象徴的キャラクター「Mr. Pix」がインフォテインメントと連動し、直感的でインタラクティブな体験を提供します。

 そのほか印象的なムーンビームイエローをアクセントとし、UVカット機能を備えたイエローグラスを全面に採用。

 柔らかな外光がキャビン全体に拡散され、未来的かつ快適な雰囲気を醸し出します。

 パワーユニットの詳細は未公表ながら、ヒョンデの最新EV技術を活用することで、日常の移動に十分な性能を確保すると期待されています。

 空力を意識したフォルムも電費効率向上に大きく寄与しています。

 ヒョンデはこのコンセプトカーを通じて、デザイン・機能・持続可能性を高次元で融合させた未来のコンパクトEV像を提示しました。

 現在ヒョンデは複数のEVモデルを展開中ですが、コンセプト THREEの量産モデルは欧州Bセグメントに投入される予定で、既存IONIQシリーズよりもコンパクトかつ低価格なモデルとして、展開されるといいます。

 なお、量産車の発売時期に関しても明らかになっていませんが、ヒョンデの電動化ロードマップには、2027年までに欧州で全モデルの電動化モデルを提供すると掲げていることから、2026年から2027年頃と予想されています。

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