9月17日、 ポーランドはロシアから現在もエネルギーを輸入している欧州連合(EU)加盟国に対し、2026年末までに輸入を停止するよう求め、目標達成に向け支援する考えを示した。モティカ・エネルギー相が明らかにした。写真はハンガリーとロシアを結ぶ石油パイプライン。ハンガリーのサースロンバッタで2022年5月撮影(2025年 ロイター/Bernadett Szabo)
[ワルシャワ 17日 ロイター] – ポーランドは17日、ロシアから現在もエネルギーを輸入している欧州連合(EU)加盟国に対し、2026年末までに輸入を停止するよう求め、目標達成に向け支援する考えを示した。モティカ・エネルギー相が明らかにした。
ハンガリーとスロバキアは、ロシアによる2022年のウクライナ侵攻を受けて他のEU加盟国がロシア産原油購入を停止した後も、ドルジバ石油パイプライン経由で輸入を継続。代替手段はよりコストがかかるとしている。
欧州委員会のフォンデアライエン委員長は16日、トランプ米大統領との電話協議後、ロシアからの化石燃料輸入の段階的停止加速を提案する方針を示した。当初は28年1月1日までに購入を停止する計画だった。
モティカ氏は、先週のロシア無人機によるポーランド領空侵入など最近の情勢を考慮すると、計画を2年前倒しすべきとの考えを示した。
ポーランドのヴロフナ・エネルギー次官は、ポーランド経由の米国産液化天然ガス(LNG)が欧州によるロシア産原油購入停止に寄与する可能性があるとし、ライト米エネルギー長官と16日に協議したことを明らかにした。
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