アルゼンチン国家統計局(INDEC)が17日発表した2025年第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.3%増え、3四半期連続のプラスとなった。2023年12月、ブエノスアイレスで撮影(2025年 ロイター/Agustin Marcarian)
[ブエノスアイレス 17日 ロイター] – アルゼンチン国家統計局(INDEC)が17日発表した2025年第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.3%増え、3四半期連続のプラスとなった。ただ伸び率はロイターが調査したアナリストによる市場予想(中央値)の6.5%をわずかながら下回った。
増加した主因は投資の急増で、総固定資本形成が32.1%と大きく伸びた。またINDECは金融、観光、建設部門の好調もGDPを押し上げたと説明した。
一方、前期比(季節調整済み)は0.1%減った。
エコノミストらはアルゼンチンが24年終盤に景気後退から脱したのを受け、景気回復の流れが定着するのかどうかを注視している。中には国内消費と工業生産が逆風に直面しているとの指摘がある。また、高金利と経済の構造的課題が長期的な成長を脅かすと警告する声も出ている。
アルゼンチンの中央銀行は、25年のGDPが前年より4.4%増えると予測している。
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