世界イノベーション指数、中国がドイツに代わりトップ10入り

国連の世界知的所有権機関(WIPO)が15日発表した2025年版「世界イノベーション(技術革新)指数(GII)」のランキングで、中国がドイツに代わり初めてトップ10入りした。写真は中国企業製のヒューマノイドロボット。5月16日、北京で撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)

[ベルリン 16日 ロイター] – 国連の世界知的所有権機関(WIPO)が15日発表した2025年版「世界イノベーション(技術革新)指数(GII)」のランキングで、中国がドイツに代わり初めてトップ10入りした。中国企業が研究開発(R&D)に大きく投資していることが背景にある。

1位はスイスで2011年以来、首位の座を守った。2位はスウェーデン、3位は米国だった。GIIの調査は139カ国を対象に78の指標に基づいて実施される。

調査結果によると、中国は世界最大のR&Dの支出国となる見通し。ただ世界の技術革新を巡る見通しは投資の減少によって先行きは不透明だ。

R&Dの成長率は今年、昨年の2.9%から2.3%に鈍化すると見込まれている。

GIIの共同編集者は、新たなランキングにはトランプ米政権が発動した関税の影響は反映されていないと説明した。

GIIのランキングで4位は韓国、5位はシンガポール、6位は英国、7位はフィンランド、8位はオランダ、9位はデンマークだった。ドイツの順位は11位に下がった。

WIPOのダレン・タン事務局長は「ドイツにとっての課題は、工業の技術革新における強力なエンジンとしての何十年にも及ぶ強固な位置付けと並んで、どのようにしてデジタル技術革新のけん引役になるかだ」と述べた。

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