旧統一教会の韓鶴子総裁を聴取、前大統領巡る不正疑惑で韓国検察

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子総裁(写真)が17日、罷免された韓国の尹錫悦前大統領の妻、金建希夫人の収賄疑惑を巡る捜査の一環として、特別検察官による事情聴取を受けるために出頭した(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 17日 ロイター] – 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子総裁が17日、罷免された韓国の尹錫悦前大統領の妻、金建希夫人の収賄疑惑を巡る捜査の一環として、特別検察官による事情聴取を受けるために出頭した。

2012年に死亡した、旧統一教会の創始者・文鮮明氏の妻である韓氏は、これまで拒否していた召喚になぜ応じることにしたのか記者団に尋ねられると、「体調がすぐれなかった」と答えた。

特別検察官は先月末、金夫人を収賄などの罪で起訴した。金氏は、教会関係者からシャネルのバッグ2点とダイヤモンドのネックレスを含む8000万ウォン(5万7958ドル)相当の贈り物を受け取り、教会の事業に便宜を図ったとされる。

韓総裁は金氏や議員らに賄賂を贈るよう教団に指示したとの疑惑が持たれているが、金氏の起訴後に出した声明で、こうした疑いを否定している。

また弁護士によると、金氏も贈与を含む全ての容疑を否定している。

尹前大統領は内乱首謀罪などで起訴され、公判が行われている。

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