高知県は県内の地価調査の結果を発表しました。依然として下落が続くものの、高知市の商業地は34年ぶりに上昇しました。
県の地価調査は、住宅地や商業地などの2025年7月1日時点の県内240地点を対象としたものです。
住宅地の平均価格は、1平方メートルあたり3万500円で、24年と比べて0.5パーセント下がり、25年連続で下落しました。商業地の平均価格は6万9000円で、24年に比べて0.6パーセント下がり、34年連続で下落しました。
高知市では住宅地が0.2パーセント上昇と、3年連続で上昇し、商業地も0.2パーセント上昇で、1991年以降34年ぶりに上昇しました。
要因としては、利便性が高い住宅地に対する需要は全般的に堅調で、商業地も台湾との定期チャーター便の就航やクルーズ船の寄港回数の大幅増加もあり、中心商業地域は全般的に需要が回復傾向にあるとしました。
なお、住宅地のトップは高知市一ツ橋町2丁目で1平方メートルあたり13万3000円。商業地は高知市本町3丁目の25万5000円でした。
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