公開日時 2025年09月17日 05:00

グッズ売り上げ 保護活動へ寄付 ネオパークオキナワ
ヤンバルクイナの保護活動などに取り組むNPO法人どうぶつたちの病院沖縄の長嶺隆理事長(右)に寄付金目録を手渡すネオパークオキナワの土井晃支配人=16日、名護市のネオパークオキナワ

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琉球新報朝刊

 【名護】17日の「クイナの日」に合わせ、名護市のネオパークオキナワ(土井晃支配人=写真左)は16日、施設で販売した、やんばるの動物にちなんだグッズやオリジナル泡盛の売上金の一部を、野生生物の保護活動を続けるNPO法人どうぶつたちの病院沖縄へ寄付した。寄付金額は10万円で、ネオパークは今後も支援を続けていく考え。
 寄付の対象となった商品は、沖縄工業高等専門学校と津嘉山酒造、ネオパークが共同開発した泡盛「香仙(こうせん)」や、ヤンバルクイナなどの動物が描かれたステッカー、ピンバッジなど。寄付は4回目。
 贈呈式で、土井支配人は「人流が増えることは環境や保全の面からは喜ばしいことだけではなく、オーバーツーリズムの課題は沖縄も例外ではない。沖縄県の最大の観光資源でもある自然を守りながら、ツーリストを迎えるよう取り組む必要がある」と述べた。
 目録を受け取った同法人の長嶺隆理事長=同右=は「多くの人々がやんばるに足を運んでもらいたいと思う一方、自然を守っていくという両立を図っていくことが使命だと思っている」と述べた。寄付金は交通事故に遭った野生生物を治療、野生に返す取り組みなどに活用される。(池田哲平)

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