「名探偵コナン」などの作品で知られる漫画家の青山剛昌さんの出身地、鳥取県北栄町で、作品を展示している施設を新築移転する工事の起工式が行われました。
2007年にオープンした鳥取県北栄町の「青山剛昌ふるさと館」は、地元出身の青山さんの作品「名探偵コナン」の原画などを展示していて、昨年度は国内外から23万人が訪れました。
一方で、入場者の増加に伴って館内が手狭になっていることなどから、町はおよそ32億円かけて施設を新築移転する計画で、工事の起工式では、町や工事の関係者が参加して神事のくわ入れを行い、安全と成功を祈りました。
新築移転後の施設はいまと同じく2階建てで、延べ床面積が現在のおよそ3倍にあたる3000平方メートルになります。
展示スペースや作品の収蔵庫、それに現在は館内にないエレベーターが設けられます。
再来年の春に開館する予定で、町では5年間で100万人の来館者を呼び込むことを目指しています。
北栄町の岡本圭司副町長は「青山剛昌さんの作品と町の魅力に多くの観光客が触れるとともに、訪れた人が町への移住を希望してくれるような場所になってほしい」と話していました。
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