米、ロ産石油輸入巡り対中関税課さず 欧州の行動なければ=財務長官

ベセント米財務長官は15日、ロシア産石油購入を巡り、欧州諸国が中国とインドに独自の関税を課さない限り、トランプ政権は中国製品に追加関税を課す考えはないと述べた。ワシントンの連邦議会議事堂で6月撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)

[マドリード 15日 ロイター] – ベセント米財務長官は15日、ロシア産石油購入を巡り、欧州諸国が中国とインドに独自の関税を課さない限り、トランプ政権は中国製品に追加関税を課す考えはないと述べた。

ベセント長官はロイターとブルームバーグの共同インタビューで、ロシアの石油収入を阻止しウクライナでの紛争を終結させる上で、欧州諸国がより強い役割を果たす必要があると強調した。

ロシアからの石油輸入に絡み、トランプ大統領がインドからの輸入品に25%の追加関税を課したことに続き、中国製品にも関税を課すかという質問に対しては、ベセント氏は「欧州諸国が自身の役割を果たすことを期待している。欧州なしに、われわれは前進しない」と応じた。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.