米国のベッセント米財務長官は15日、動画投稿アプリ「TikTok」を巡り、米中による解決が「非常に近い」と語った。
ベッセント氏とグリア米国通商代表部(USTR)代表は、マドリッドで中国と通商協議を行っており、15日で2日目となる。
ベッセント氏は「TikTokの取引自体については、われわれは非常に近いところまで来ているか、問題を解決したと思う。その他にも、未解決の要求がいくつかある」と述べた。同氏は、内容については明らかにしなかったが、何立峰副首相率いる中国側が、交渉で「積極的な要求」をしたとしている。
一方、グリア氏は両国が貿易不均衡について一般的な議論を行ったものの、「解決策は見つかっていない」と述べた。
トランプ大統領と習近平国家主席は早ければ来月、韓国で開催されるサミットで会談する可能性があり、米中は関係の強化に取り組んでいる。
字節跳動(バイトダンス)が展開するTikTokは、米国での事業売却の猶予期間締め切りが今週に迫っている。ロイター通信は、トランプ政権がTikTokの売却期限を再び延長する見通しと報じた。
原題:US Close to Resolving TikTok Issue With China, Bessent Says(抜粋)
WACOCA: People, Life, Style.