エヌビディアが独禁法違反、中国当局が指摘 調査継続

 中国の市場監督当局、国家市場監督管理総局(SAMR)は15日、予備調査の結果、米半導体メーカーのエヌビディアが独占禁止法に違反していることが判明したと発表した。北京で7月撮影(2025年 ロイター/Florence Lo)

[北京 15日 ロイター] – 中国の市場監督当局、国家市場監督管理総局(SAMR)は15日、予備調査の結果、米半導体メーカーのエヌビディア(NVDA.O), opens new tabが独占禁止法に違反していることが判明したと発表した。

中国は昨年12月、独禁法違反の疑いがあるとして、エヌビディアの調査を開始した。

国家市場監督管理総局は、エヌビディアがどのように独禁法に違反したかは明らかにしていない。一方で、エヌビディアによるイスラエルの半導体設計会社メラノックステクノロジーズ買収を2020年に条件付きで承認した際にエヌビディアが約束した内容に関し違反があった疑いがあると指摘した。

同局は調査を継続するとした。エヌビディアのコメントは得られていない。

中国の独占禁止法によると、違反した企業は前年の年間売上高の1─10%の制裁金を科される可能性がある。エヌビディアの最新の年次報告書(1月26日までの1年)によると、中国売上高は170億ドルで全体の13%を占めた。

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