山梨県北杜市の「RVパーク フレックスフィールド」へ行ってきた。標高1000mの山のなかにある施設だ

 近年、季節感が薄れてきているが、それでも10月は秋、そして11月は冬へ変わる時期。涼しいではなく「肌寒い」という言葉が自然に出るようになるが、そんな気候は車中泊にも最適だ。

 現地でくつろぐとき、車外で食事するとき、焚き火をするとき、そして車中で寝るときも秋の気候は心地いい。さらに朝起きて車外に出たときのキュッと引き締まるような空気感は、この時期だけのものだろう。

 さて、今回は秋に行ってみたいRVパークを訪問してきた。山梨県北杜市の「RVパーク フレックスフィールド」(山梨県北杜市小淵沢町3900-2)だ。キャンプ場の「FOLKWOOD VILLAGE八ヶ岳」内にある施設で、運営はハイエースやランドクルーザーの販売などを行なっている「FLEX(フレックス)」によるもの。

 利用料金はシーズンごとに設定していて、ベーシックなフレックスサイトは5000円~9000円。フレックスサイト電源付きは7000円~1万3000円。犬をノーリードで遊ばせておけるドッグサイトは1万2000円~2万円。電源付きのドッグサイトは1万5000~2万5000円。

 このあと写真でも紹介するが、ドッグサイトの面積はフレックスサイトの倍かそれ以上あるので、料金の違いはそこから来てるものだと思う。

中央道 小淵沢ICから5分くらいのところにある。途中の県道11号沿いにはコンビニが2軒あったRVパークだがサイトの作りはオートキャンプサイト。テントを張って寝るのもOKだ一人の夜は静かで暗かった

 取材日は夏休みが終わったあとの平日だったので、ほかの利用客がいない状況で一晩を過ごすことができた。フレックスフィールド内は炊事棟以外に照明がないし、月の出ている夜でも森のなかゆえに月明かりはサイトまで届きにくく、夜はしっかりと暗くなる。秋の肌寒さと合わせて、なかなかいい雰囲気を味わえるはずだ。

 ただ、車外で調理や食事をするときは手元をしっかりと照らせる照明が必要だ。炊事場に明かりがあるので、調理はそこで済ませてサイトでは食べるだけ、ということも可能。

 夜間の音については、早い時間帯は前面道路にクルマの通行はあるものの(台数は少ない)、夜が更けるとそれもなくなるので周辺はシンとする。耳をすましているとはるか上空を飛ぶ飛行機の音が小さくたまに聞こえるくらいだった。それぐらい静かな環境なので、ほかの利用者がいるときは声を含めた音量にも気を使いたい。ちなみに、施設の決まりとして21時以降は外での活動を終わるルールになっている。

夜のサイトはかなり暗い。トイレに行くときのために手持ちできるライトを持っていきたい焚き火シートと焚き火台の利用で焚き火はOK。販売している薪は太めなので、焚き火台が小さい場合は、ノコギリなどを用意した方がいいかもしれない背の高い木がまわりを囲んでいるが空は見えるので星空を撮ってみた。まわりに明るさを出すような施設が少ないので、星空は見やすい環境RVパーク フレックスフィールドはさまざまなスタイルの滞在を楽しめる施設なので、秋だけでなくいろんなシーズンに訪れてみたい

WACOCA: People, Life, Style.