公開日時 2025年09月14日 05:00

事業承継 具体例紹介 地域発展へ交流北海道・沖縄
北海道と沖縄の経営者らが「アトツギ」をテーマに意見を交わしたフォーラム(北海道新聞社提供)

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琉球新報朝刊

 北海道と沖縄の地域発展を目指す「どさんこしまんちゅプロジェクト」(事務局・Doshin EC)と北海道経済産業局は11日、札幌市内でフォーラムを開いた=写真。両地域の経済関係者らが交流し、事業承継をテーマに意見を交わした。プロジェクトは2018年から続いている。今回は、北海道と沖縄の企業・団体を中心に約100人が参加した。
 「アトツギ」をテーマにしたセッションで、札幌の不動産業「秋吉」の秋吉壮俊代表は先代の死去により、20代で代替わりした経験を紹介。将来を見据えて、介護や保育の事業に事業範囲を広げていることを説明した。
 菓子製造販売「壺屋総本店」(旭川市)の村本賢亮常務は、ベルギーでの修行を経て道産食材を使ったチョコレートブランドを立ち上げたことを説明した。
 建築・土木資材販売業「嘉手納ブロック工業」(嘉手納町)の新城力専務は、使い道がなかったサンゴや貝殻を園芸用品に転用していることに触れ「沖縄らしい製造業を目指したい」と力を込めた。
 このほか、前観光庁長官の秡川直也氏、北海道エアポート(千歳市)の山崎雅生社長らが講演した。(北海道新聞社提供、写真も)

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