ハンジ・フリック 写真:Getty Images
ラ・リーガのバルセロナは9月15日にバレンシアと対戦するが、チームは複数の主力を欠いて臨むことになりそうだ。MFフレンキー・デ・ヨングはオランダ代表活動中に負傷し、MFガビとDFアレハンドロ・バルデも依然として離脱中だ。一方、若手MFマルク・ベルナルが前十字靭帯断裂から1年以上ぶりに復帰し、ベンチ入りする予定となっている。
また、クラブの攻撃の中心選手であるFWラミン・ヤマルは鼠径部に痛みを抱えてスペイン代表に合流し、練習を行わないまま鎮痛剤を使用して試合に出場した。2026FIFAワールドカップ欧州予選のブルガリア戦(3-0)とトルコ戦(6-0)ではいずれも大差をつけていたにもかかわらず、それぞれ79分と73分間プレー。
その過度な起用の結果、ヤマルはバレンシア戦を欠場し、19日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ初戦で対戦するプレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッド戦も出場が不透明となっている。
この事態にバルセロナのハンジ・フリック監督は「これは選手を大事にしているとは言えない。スペイン代表は世界最高の選手層を誇るのに残念だ」と批判したことを大手メディア『ESPN』のUK版が伝えた。
同監督はスペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督との意思疎通にも言及。「彼とはほとんど話していない。私のスペイン語は拙く、彼も英語は得意ではない。ヤマルだけでなく他の選手もいるのだから、本来はもっとコミュニケーションが必要だ」と述べたと同メディアは伝えた。
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