特産品コラボで地域活性化
全国の信用金庫が連携する「よい仕事おこしネットワーク」が、和歌山の特産品「あら川の桃」を使ったクラフトビール「呑もらエール」を開発。8月29日㊎、宮﨑泉県知事に贈呈した。
同ネットワークは中小企業支援や課題解決を目的に、各地の名産品とコラボしたビールを企画。これまで約50種類を完成させた。和歌山では中野BCの梅シロップ、伊藤農園のみかん、角長の醤油に続き、4弾目となる。
今回は、株式会社松尾(和歌山市)のあら川の桃ピューレを採用。醸造した株式会社大鵬(東京都)の大屋幸子代表取締役は、「フレッシュ感やほんのりとした甘さを生かしました。とくに女性に喜んでいただけると思う」とアピールした。
語尾に「ら」がつく和歌山弁から着想した商品名と、桃や青空、雑賀崎の風景などを描いたラベルデザインは、きのくに信金紀の川支店の前原早姫さんが手がけた。
11月26日㊌27日㊍、東京ビッグサイトで開催される「よい仕事おこしフェア」に出展する。同信金の田谷節朗理事長は「このビールを全国に発信し、地元の活性化につなげたい」。和歌山市出身で、同ネットワーク事務局の城南信用金庫・川本恭治相談役は「全ての信金が協力し、日本を明るく元気にしたい。和歌山の魅力を一人でも多くの人に伝えられれば」と語っていた。
県内ではスーパーのヒダカヤとサンキョーの一部店舗で販売中。価格は店舗により異なる。1本につき100円が県へ寄付され、地域振興に役立てられる。
(ニュース和歌山/2025年9月13日更新)
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