岩瀬にアート集結「GO FOR KOGEI」13日開幕 富山、金沢

彫刻作品「スカイネッコ」について語る松本さん=富山市東岩瀬町海岸通りの富山港展望台

 北陸の工芸の魅力を発信する展覧会「GO FOR KOGEI2025」(富山新聞社、北國新聞社後援)が13日、富山市岩瀬地区と金沢市東山地区で始まる。10日、内覧会が開かれ、作家や職人が制作意図を説明した。

 富山港展望台には、松本勇馬さんが1カ月半かけて作ったわらの彫刻「スカイネッコ」が展示された。高さ約2・3メートルで、制作には岩瀬地区など全国からボランティアが参加した。

 坂本森海さんは東岩瀬町の古い蔵で、珠洲市大谷地区の豪雨災害で発生した残土を使った作品「移動する土」を制作した。現地の土でしちりんを作り、バーベキューをするまでの過程を記録したストップモーション・アニメーションの映像作品も鑑賞できる。

 両地区合わせて18組の約200作品が展示される。岩瀬地区では11組約130点が8会場に並ぶ。展示会場は次の通り。

 桝田酒造店満寿泉、セイマイジョ、New An 蔵、旧林医院、酒蕎楽くちいわ庭、旧岩瀬銀行、KOBO Brew Pub、富山港展望台

WACOCA: People, Life, Style.